2018年08月30日 18時37分
風紋包丁は防錆加工されているため、包丁を使い出す前に刃先を研いでいただく必要があります。ご購入後、すぐに使い始めるようでしたら、工房にて無料で研ぎ出しを行っておりますので、ご利用ください。
ご自分で研ぎ出しを行う場合も、初めて包丁を使用する直前に行ってください。研ぎ出しからご使用までに間が開くと、サビが発生する原因になります。研ぎ出しは、軽く研ぐ程度で問題ありません。
風紋包丁・普段のお手入れ
風紋包丁は、定期的に、一手間かけて手入れするだけで、長い間使うことができます。手入れを怠ってしまうとサビが発生してしまうため、使用後のお手入れは欠かさずに行いましょう。
使用後は食器用中性洗剤を使ってよく洗いましょう。すすぎはお湯を使ってください。
布巾などで水分をよく拭き取ります。鉄製の風紋包丁は、ステンレスの包丁とは違い、水分が残ってしまうとサビが発生します。水分は残さず拭き取りましょう。
洗った後の乾燥では、食器乾燥機は絶対に使わないでください。柄に傷がついてしまう場合があります。基本的には「洗い」と「拭き取り乾燥」という普段の手入れをしていただくことで、気持ちよく使い続けることが可能です。
包丁を研ぐ際のコツ
砥石は物にもよりますが、15分から30分程度水に浸して、水分を含ませてから使用します。
包丁を研ぐ際は「角度」が大切です。砥石と包丁の角度を15°程度に保ちます。
包丁を研ぐ際は力まずに、なるべく刃先の近くに指を置いて研ぐようにします。
三徳包丁や葉切包丁など、両刃包丁の場合、刃先から手元までを一度に研ぐのではなく、数回に分けて研ぎます。砥石の上の刃が自分の方を向いているときは「手元→先」。刃が自分の側にない場合は「先→手元」の方向に軽く力を加えながら動かします。
出刃包丁や刺身包丁など、片刃の包丁の場合、刃先からしのぎまでが、まんべんなく砥石にあたるように保持します。裏側に「カエリ」や「刀返り」と呼ばれる削りカスが出るまで研いでください。裏側は掃除する程度に軽く研いで仕上げます。